7月の帰省時に、東京で少し時間があるけど何をしようという話になった時に、雅叙園の百段階段を見てみたいと伝えたところ二つ返事で了承が得られたので見に行くことができました。
百段階段は定期的にイベントが開催されているようで、お伺いした時は「
和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」が開催されていました。こちらのイベントは2024年7月5日から開催されていて、9月23日までの予定となっております。どうやらお伺いしたのはイベントが始まってすぐだったようです。もっと早く情報発信すればよかった・・・(汗)
文化財の百段階段はホテル雅叙園内にあります。
大人1,600円の入場料で見学することができますが、ホームページではオンライン限定プランとして企画展のグッズ付きの入場チケットが販売されています。また、ランチ付きのチケットもあるので、お時間がある方はランチ付きでも良いかも。
百段階段の入り口では、和の明かりと猫ちゃんのコラボスペースがありました。
かわいい。
そうそう、百段階段は、靴を脱いで見学をしますので、靴下やスリッパをお忘れなく。
百段階段のはじまりです。
ところで百段階段って何でしょう?
ホテル雅叙園東京の前身となる目黒雅叙園3号館で、1935(昭和10)年に建てられたもので現存する唯一の木造建築なのだそうです。99段の長い階段廊下は、晴れやかな宴が行われた7部屋と繋がっていて、階段で結ばれた各部屋はそれぞれ異なる趣向の部屋があります。部屋ごとの天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
そんな美しい7部屋それぞれに、趣向を凝らした今回の企画展の展示がありました。
百段階段を上がって最初にたどり着く「十畝の間」は、竹取物語の世界でした。
竹と明かりと満月が美しい。
次の部屋は「漁樵の間」
部屋の名前は、この部屋にある、中国の漁樵問答の一場面を表現した精巧な彫刻があるからでしょうか。
室内の作品は、純金箔、純金泥、純金砂子で仕上げられているそうです。絢爛豪華な部屋ですね。
漁樵の間では、安倍晴明の陰陽師の世界がテーマでした。
天井は漁樵の間らしく魚が泳いでいて、幻想的な空間となっていました。
生け花と美しい龍の作品。
百段階段はまだまだ続きます。
が、屋内で空調が効いているので、そこまで辛くはないです。
ここからは、途中のお部屋は他のお客さんが多くなってきたので、あまり撮影はできず。
竹と金魚とちいさなお面(?)と。
鳥かごに入った、爬虫類??
マントを付けておめかし。
こちらの明かりは展示だけでなく販売もされていました。
掛け軸や展示物にはさりげなくカエルが。
楽器で蝶を表現した作品。
途中にはあちらこちらで金魚が泳いでいました。
最上階の「頂上の間」
幻想的な明かりと不思議な作品の世界。
青が涼しさを表現されているように感じました。
百段階段の頂上の間なので、100段登ったところにあると思われた頂上の間ですが、実は99段でした。
何故100段ではなく99段で終わりなのか、これにはいくつか説があるようです。
一つは奇数が陽の数字であり縁起が良いからという説。
日本の五節句がその代表的なものとなりますが、1月7日の「人日(じんじつ)の節句=七草粥を食べる」、3月3日の「桃の節句=ひな祭り」、5月5日の「端午の節句=男の子の成長を祝う」、7月7日の「七夕」、9月9日の「重陽の節句=菊酒を飲んで長寿を祝うなど」。
あとは七五三も奇数ですね。日本のお祝い事は、奇数に行われることが多いので、縁起の良い数字の中から、最上の「9」を重ねたという説です。
それから、「100=完全な数」は長く続かない、そこから1を引いてさらに良くなるようにという余地を残したという説です。
どちらの説でもなるほど~となりますね。もしかしたら違う意図もあるかも知れないと思うと、ロマンがあります。
和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~は、2024年9月23日まで。
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