高千穂では棚田を見てみたいと思っていました。
宿泊した
雲海の宿千木(ちぎ)で棚田が見てみたくてという話をしたら、「高千穂はすり鉢状の地形なので、棚田はどこでも見られますよ」と教えてもらいました。
チェックアウトした後で、旅館から上り坂があったので、上って少し歩いたら、棚田が見られましたww
確かに・・・。
手前は刈り取られた後の田んぼで、遠くに見える黄金色はまだ収穫前の田んぼです。
沖縄だと田んぼを見ることがないので、この景色を見るだけでも日本の秋の風景だ、懐かしいなぁと感じました。
ところで私が棚田と聞いて思い浮かべるのは、日本の風景でなくて、インドネシア、ウブドの棚田(ライステラス)や中国南部の紅河ハニ族の棚田群です。関東平野で育った私は、平野に広がる田んぼしか見たことがないので、日本に棚田があるって分からなかったのです。
グーグルマップで調べてみると、宿から比較的近い場所に徳別当の棚田という場所がありました。
画像を見ると、ダイナミックな棚田のようなので、見てみたいと思い、向かってみました。
口コミによると、「道中くねくねの山道で、道幅も狭いので普通車でも行けるけど軽自動車の方が無難」という趣旨のものがありました。
これは、たどり着くのはハードルが高そうです。
徳別当の棚田では、ちょうど農家さんが収穫をしているところで、一部は刈り取り済みだったり、まさに刈り取り中という場所もあったりで、棚田での作業を見ることができました。
それにしてもこんな斜面にきれいに田んぼが作れるなんてすごい。
棚田を眺めていたら足元に稲が落ちていたので、撮影。
うわー、稲を見るのっていつ以来だろう。
ちょっと感動。
棚田を見ていたら、作業していたジェントルマンにどこから来たの?と話しかけられました。
沖縄ですと伝えたら、遠いところからよく来たねー。
戦争の時、沖縄から先生と生徒さんが疎開に来たよ。ほら、あそこ分かる?あそこに避難していたよ。と教えて頂きました。
先生の名前は「新里先生」と。戦争はもう嫌だよね。と仰っていました。本当にそう思います。
あっちの山を越えると大分で、こちらを超えると熊本で、と色々教えて頂きました。
徳別当の棚田、見るととても感動しますし、たどり着けて、見られて良かった!と思いました。
しかし道中はなかなか大変でしたので、備忘メモを残します。
1.国道218号線から山道に入ります。くねくね道なのでゆっくり運転しましょう。
2.山道がずっと続きますが、木々がある場所から開けた道になります。
道幅が狭くて、ガードレールもなく、横はすぐ斜面なので高所恐怖症の人はひたすら恐怖です。
対向車が来たらアウトです。道を譲れる場所が限られるので、対向車が来ないことを願うのみです。
普通車で向かいましたが、道幅が狭くて、とにかく助手席側が斜面だったので高所恐怖症の私は怖すぎて、このまま進みたくないなぁと思っていたところに、タイミングよく車と停められるちょっとしたスペースに出られました。
グーグルマップによると、目的地の徳別当の棚田までは4分程だったので、このスペースに車を停めさせてもらい、歩いて向かうことにしました。
歩いて向かっていると、あら。棚田だわー。もう着いた?と思ってマップを見てみたら、徳別当の棚田はまだ歩いて15分程先の場所でした。
もうこの棚田でも良くない?と話していたのですが、徳別当の棚田が素晴らしすぎたら絶対後悔するから、向かおうと歩きました。
訪れたのが10月上旬だったので、気温もそこまで高くなく、歩きやすかったのが幸いでした。これが真夏だったら絶対に歩かないです。
歩いていると後ろから軽トラックが来ました。おぉ、地元の方か。観光で来ている我々の車がノロノロ運転をしていたら道を塞いでしまうところでした。
途中で車を停めてきて良かったと思っていたら、「どこへ向かうの?」と運転手のマダムに話かけられました。
この先にある徳別当の棚田へ向かっていると伝えたら、
「あら。けっこうあるわよ。今見えているこの棚田の向こうよ」と教えていただけました。
棚田をぐるりと回って、先へと進みました。
刈り取られた稲が干されていました。
懐かしい風景。
道端に彼岸花(曼珠沙華)が咲いていました!彼岸花を見るのは何年ぶりだろう。沖縄では(多分)咲いていないと思います。
こちらも久しぶりに見たススキ。
日本の秋の風景だーと感動。
秋と言えば柿の木。
沖縄では見かけません。
ふれあいバスのバス停、徳別当。
こんな狭くてくねくねした道を走るバスって、どんなバスかな?
こうして車を停めて歩いて15分くらいで無事に徳別当の棚田へたどり着きましたというお話でした。
本当に道幅が狭いので、車で行く予定の方はくれぐれも気をつけてください。
私たちはたまたま車を停めるスペースがあったので停められましたが、絶対に停められるということではないと思いますので・・・。
徳別当の棚田
住所:宮崎県西臼杵郡高千穂町押方 徳別当
高千穂で利用した旅館、「雲海の宿千木」は、食事もおいしかったし、くつろげました。スタッフさんも優しくて親切でした。
高千穂といえば、やっぱり高千穂峡へは行きたいですね。
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