※2018年8月で、新都心へ移転されたようです。
沖縄の郷土料理として挙げられるものの一つに、沖縄そばがあります。「そば」と言うけれど、麺にはそば粉は全く使われていなくて、小麦粉で作られるそば。地域やお店により、麺やスープ、具材が様々で、沖縄県民に愛されている県民食です。そんな沖縄そばに新ジャンルを確立したお店「
琉球拉麺スパイスカレーteianda」に再訪問してきました。先月、こちらのお店について寄稿したガイド記事が掲載されましたので、合わせてご覧頂けたら嬉しいです!
前回訪問時の記事はこちら↓
「琉球拉麺スパイスカレーteianda」は、那覇市のおとなり、浦添市の港川外人住宅エリアにお店があります。外人住宅とは四角い平屋の一軒家で、普通に住居として利用されているのはもちろんですが、ショップとして利用されることも多く、港川エリアは、その外人住宅が店舗として利用されており、オシャレなカフェや雑貨屋さんなどが集まっています。
最近は、観光バスで訪れる中国人観光客が増えたとか?!えぇぇ?普通の住宅街のようなところなのに、大型バス、入ってくるの?とちょっとびっくり。
「琉球拉麺スパイスカレーteianda」は、外人住宅の白壁と窓枠やドアの水色がおしゃれでかわいい印象の店舗です。お店の敷地内に駐車場が完備されているので、車で気軽に訪問できます。これ、この港川エリアではかなり重要です。港川エリアに訪問する時の移動手段は、たいていの人は車を利用するかと思います。外人住宅はその名前の通り、住宅な訳でして、普通、住宅には駐車スペースは1台、せいぜい2台分確保できれば充分かと思います。と言う事はつまり、外人住宅を店舗として利用されているショップさんは多いのですけれど、お店によっては駐車場が少ないという事があるのです。住宅街なので、道はそんなに広くないから路駐なんてとんでもない!お店の近くに駐車場を確保している店舗もありますが、駐車スペースに限りがある店舗もあります。teiandaは、お店の敷地内に充分な駐車スペースがあるので、安心して車で訪問することができると言う訳です。車社会の沖縄ではかなり大事。
さて、沖縄そばの新ジャンルとは何か言うと、店名にもあります「琉球拉麺」です。実はこちらのお店、
麺処てぃあんだーという沖縄そばのお店から生まれた「琉球拉麺」の専門店なのです。店主さんが、「沖縄そばの伝統を守りながら、新しいことができないか」と考えた時に、思い浮かんだのがラーメンだったとの事。麺処てぃあんだーで提供している沖縄そばと同じように作った自家製の生麺を使用し、沖縄そばの特徴の一つ、丁寧に取られた出汁を使ったスープと合わせて、琉球拉麺が誕生しました。
琉球拉麺の種類は、訪問時(2017年12月)6種類ありました。数量限定で提供される、沖縄の豚、「あぐー」がゼイタクにも出汁に使われたあぐー豚骨拉麺や、あぐー冷やししゃぶしゃぶ拉麺、かつお、にぼし、豚を使い丁寧に作られた基本の出汁を使い、スープと調味料を変えて作られる、鶏塩拉麺や魚介醤油拉麺、それから超個人的、私の大好きな海老が使われた鶏白湯海老拉麺と前回頂いて気に入った海老つけ麺です。
店名にもあるスパイスカレーはまだ食べたことがないのですが、複数のスパイスをブレンドして作る本格カレーに、沖縄県産の野菜がトッピングされたカレーが人気だそうです。
琉球拉麺とスパイスカレーは単品でも注文ができますが、ぜひドリンクとサラダが付いたセットでのご注文を。このセット、画像見て頂いたら分かると思いますが、ただドリンクとサラダが提供されるのではなくて、野菜を中心としたお惣菜も味わえるセットなのです。
野菜の煮物は、出汁がしっかりと含まれていて、口の中においしく上品な出汁がじゅわっと広がります。普段家で作る煮物も、こんな風に盛り付けるとオシャレになりますね。
ガラスのオシャレな器に盛り付けされたサラダ。添えられているのは、自家製人参ドレッシングと、同じく自家製グラノーラ。グラノーラをサラダにってオシャレですね。
自家製人参ドレッシングに使われている人参は、沖縄県産のブランド人参が使われています。主に使用されるのが、キャロットアイランドとして知られる沖縄本島中部にある津堅島(つけんじま)の人参と、沖縄本島南部にある糸満市で作られている美(ちゅ)らキャロットで、この2つの人参以外は使用しないのだそう。
津堅島の人参は、島内で消費されるのがほとんどで、島外に出るのはごくわずかという希少な人参です。津堅島の人参、糸満市の美らキャロット共々、糖度が普通の人参と比べて高く、甘みがあり、サラダやジュースなど生で食べるのに適しています。
この自家製人参ドレッシングは、非加熱で手作りされているので、酵素も含まれているのだとか。ブランド人参がふんだんに使われているから、普通のドレッシングよりも食材の割合が多く、食べるドレッシングといったところでしょうか。無添加なので、体に優しいのも嬉しいです。人参が苦手な子供でも、このドレッシングなら食べられるというくらい、ファンが多いドレッシングです。
ちなみに、こちらの自家製ドレッシングは、お店に行った時に購入できるのですが、その日に販売できる量しか作らないとの事なので、お店に行くことが決まったら、事前に電話で問い合わせをしておくと良いかも知れません。私はこの日に購入しようと思っていたのですが、すでに完売していました(涙)
自家製ドレッシングは、沖縄県主催のイベントで表彰もされたことがあります!首都圏のデパート等の沖縄物産展で販売することもあるそうなので、チェックしてみてくださいねぇ。
セットのサラダや野菜の総菜を味わっていると、メインである琉球拉麺が運ばれてきました。
海老好きの私が注文したのは、鶏白湯海老拉麺です。じっくり煮込んで作られた鶏白湯スープに、濃厚な海老のベースが加わっためずらしい拉麺です。麺は自家製の生麺が使われていて、濃厚なスープにもちもちの麺が絡みます。スープを一口味わうと、口の中に濃厚な鶏白湯と海老の旨みが広がり、とにかく旨みがすごいです。これはたまらない!もちもちとした生麺が旨みたっぷりのスープを吸って、素晴らしい味わいでした。
トッピングは沖縄らしく三枚肉。レモンスライスは食べ進めてからスープにレモン果汁を混ぜると、レモンの酸味が加わり、濃厚なスープに爽やかさが広がります。味変を楽しめるというのも面白いです。
とにかく出汁がおいしいこちらの拉麺。店名にもなっている、「teianda」は沖縄の言葉、「てぃーあんだー」の事で、直訳すると「手の脂」。料理をする人の手の脂が加わるくらいに、心を込めて手作りするといった意味があります。まさに店名の通りのお料理が提供されたと感じました。
「teianda」は店内の調度品も素敵なんです。外人住宅を利用した店舗なので、店内にはお部屋がいくつかあるのですが、そのうちの一つのお部屋がこちら。アンティークのソファが素敵ですよね。座り心地も良くて、くつろいでしまいました。店内のインテリアも素敵で、注文した料理を待つ間も室内眺めて楽しめました。そんな店内にも心のこもったてぃあんだーなものが。例えばこちらのテーブルは、学校で使われる生徒用の机をリメイクしたものです。別のお部屋には、足踏みミシンの台をリメイクしたテーブルがありました。
お店の外観と同じ、白と水色のチェアの淡い色が素敵なお部屋。ふんわりした雰囲気の空気感がいいなって思いました。
こちらは木製のローテーブルとチェア。小さい子供がいる家族で訪問した時でも、このテーブルとチェアならお子さんも食事しやすいのではないかなと思います。木の暖かいぬくもりが感じられる空間でした。
タコスからアレンジされて生まれた「タコライス」や、沖縄の伝統的なお菓子「ちんすこう」がアレンジされた「ちんすこうショコラ」のように、沖縄そばから新しく誕生した「琉球拉麺」。「teianda」は、伝統を守りながらも新しいことがやりたいという店主さんの想いが溢れるお店でした。琉球拉麺、私はすっかりハマってしまいました。沖縄そばの新ジャンル、気になる方は、次回の沖縄旅行のランチでぜひ!
お店では、手作りの作品が販売されているスペースがありました。その中から自分用のお土産を購入。自家製ドレッシングが完売していたから、どうしても何か欲しくて(笑)
選んだのはサラダのトッピングにもなっていたグラノーラとがま口の小物入れ。アイロンのチャームが付いていてかわいい♪携帯用のモバイルバッテリーをこの中に入れて持ち歩いています。
グラノーラは丁寧に、中身が確認できる手書きのリストが付いていました。ヨーグルトのトッピングにはもちろん、お店と同じようにサラダのトッピングとして頂きました。
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